どうなる?認定こども園

どうなる?認定こども園


幼稚園とこども園のいいとこどりで、一気に増える予定だった「認定こども園」ですが、実は思ったように増えていません。

 

新しい取り組みですので、いくつかのデメリットがでてきたのです。それは・・・

 

 

こども園が決める保育料と入園の可否

今までは、収入に応じて決められていた保育料ですが、こども園が独自に決めることができるようになりました。

 

しかし、保育料があまりにも高くなると、払えない家庭もでてきます。保護者にとっては心配ですよね。そこで、保育料については、いくらにするかを事前に市役所に届けでることになりました。

 

入園も、正当な理由がない限り、保育園側は断れないようになっています。

 

こうした対策がとられていますが、保護者には、こども園になると、保育料が値上げされたり、入園を断られたりすることがあるのではないかという不安があります。

 

また、こども園側は、今まで役所が行っていた保育料の集金を、自分たちでやることになりました。事務が増える他、保育料未納の家庭に、どう接していくかなどの問題があります。

 

 

短時間部と長時間部の子どもたち

いままで、保育園に通っていた子どもたちは、午後の時間がたっぷりありました。特に5歳児は昼寝もなくなるので、部屋で絵を描いたり、工作をしたりする時間がゆっくりとれたのです。

 

ところが、こども園では、同じクラスに短時間部の子どもたちがいるので、午後からクラスの活動をすることが難しくなりました。

 

例えば、長時間部の子どもたちだけが、午後から絵を描いたり、七夕の飾りを作ったりすると、預かり時間によって活動に差が出ることになります。

 

短時間部の子どもたちと、長時間部の子どもたちを、どう一緒に保育するのか。もともと、家庭で過ごす時間の長い幼稚園の子どもと、保育園で過ごす時間の長い保育園の子どもでは、生活のリズムが違います。これは、たいへんに難しい問題です。

 

 

調理室がなくてもいい

認可保育所は、今まで自園(じえん)給食といって、保育園の中に調理室の設備がありました、調理士さんや栄養士さんを雇い、手作りの温かい給食が出されていました。

 

また、食物アレルギーをもつ子どもたちには、除去食(じょきょしょく)といって、食べても大丈夫なように工夫されていたのです。

 

ですが、こども園では、3歳以上の子どもは給食を外注してもいいことになりました。給食センターなどでは、大量に給食を作るため、除去食の対応ができません。

 

これは、アレルギーのある子どもがいる保護者にとって、切実な問題です。

 

 

保護者の会をどうするか

小学校のPTA活動のように、幼稚園や保育園にも保護者の会があります。

 

幼稚園は母親が家庭におられることが多く、PTA活動も活発ですが、保育園は仕事をされている方がほとんどなので、保護者会活動は少なく、土曜日など日にちを選んで行っていました。この保護者の会をどう運営していくのかも、議論の的になっています。

 

保護者の考え方もさまざまです。「子どもが小さいうちは親が見守っていきたい。」「PTA活動で、多くの友達ができた。」という人もいれば、「仕事をしなければ、この子を育てられない。」「仕事と家事で精一杯でPTA活動に参加できない。」という人もいます。

 

「こども園なら、子どもを預けっぱなしでよい。」ということではないので、保護者がとこども園とが、どう協力していくか、これからも話し合いが続くでしょう。

 

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