総合こども園ってなあに?

総合こども園ってなあに?

「こども園」という言葉が聞かれるようになりました。

 

「保育園」とどう違うのか、よくわからない人も多いと思います。

 

詳しく言うと、ちょっと前に自民党が進めていた「認定こども園」と、民主党が公約した「総合こども園」は、少し中身が違います。

 

しかもここにきて「総合こども園」は中止。現場で働いている保育士さんたちも、実はわからないと思っている人がたくさんいます。

 

こども園と保育園との違いなのですが、「認可保育園」(公立・私立とも)は、保育に欠ける子どもしか預けられません。みなさんは、「仕事をしていないと、保育園で預かってもらえない。」ということを聞いたことがありますか。

 

 

これは、保育園の入所のときに、「就労証明書」や「給与明細」「同居の祖父母」などについて、書類の提出があり、「全く子どもを看てくれる人がいなくて、しかも母親が働かないと生活していけない収入」の家庭から、保育所に入れることになっています。

 

特に、公立保育所は入所の決定が厳しいです。それは例えば、両親共に病気がちで育児ができないなど、本当に緊急の場合があります。放っておくと赤ちゃんが死んでしまいます。公立保育所の入所が難しいのは、「福祉」の場所という意味あいが強いからなのです。

 

私立の認可保育園は、公立よりは融通がききやすく、待機がなければ入所しやすいことが多いです。

 

今までは、母親や祖父母が家にいる場合、保育園に預けることが出来ず、幼稚園に通わせる保護者も多かったのです。また、教育熱心な家庭では、保育園よりも私立幼稚園を選ぶこともありました。

 

 

しかし、少子化や同居が少なくなったことから、幼稚園の子どもたちが減ってきました。特に地方は、幼稚園に来ている子どもたちがとても少なくて、施設や備品が空いています。反対に、保育園は満員状態で、都市部は待機児童があふれています。

 

こういった問題をなくそうと考えられたのが「こども園」です。(現在は、自民党の政策「認定こども園」がすすめられています。ここでは、わかりやすいように「こども園」とします)

 

「こども園」は、親が仕事をしていなくても預けることができます。

 

「幼稚園と保育園の両方の機能をもつ」ということで、午後2時に迎えに行き、保育料も少なめの短時間部と、午後4時以降に迎えに行く中・長時間部に分かれていることが多いのですが、それぞれの園でやり方が違います。入所の申し込みや保育料の設定も、市役所ではなくこども園が行います。

 

 

また、今まで通りの幼稚園や保育園として残りたいところは、こども園にならなくてもいいのです。しばらくは、「認定こども園」「保育園」「幼稚園」が入り乱れる過渡期となります。

 

子ども園は、まだはじまったばかりで、現場はかなり混乱しています。ですが、これから保育士になりたい人には、これはチャンスです。

 

特に年配の先生たちは、「幼稚園の先生」と「保育園の先生」とは、違う仕事感をもっているのですね。会社で言えば、社の方針がちがうのに、いきなり合併すると言われたようなものです。体力的なこともあり、これを機に退職する人もいます。

 

これから保育士になる人は、「こども園の先生」という新しい仕事感を持って、保育士の仕事に就けます。新しい会社になったというイメージを持ってください。こども園は、保育士の採用にも積極的です。

 

経験者優遇の求人が多いですが、まだまだ人手不足ですので、未経験でも資格さえあればチャンスがあります。頑張ってくださいね!

 

 

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